2026年1月29日に開催した『CIS(CAMP INNOVATION SUMMIT 10TH)』のサマリーレポートをお送りします!

いつもご愛顧いただきありがとうございます。
なっぷモールサポートセンターです。

今回は先日品川で行われたCISをレポートいたします。
第10回目を数え、約100名のキャンプ場関係者にご参加いただきました。


▼CAMP INNOVATION SUMMIT(CIS)の目的

キャンプ業界がダウントレンドにある中、業界の未来を共に考え、キャンプ場運営の新しい可能性を見出すことを目指す。参加者がやる気やモチベーションを再燃させ、革新的なアイデアを持ち帰ることを目標に、実践的なセッションやネットワーキングの場を提供する。

▼今回のCISは?

「最近、以前のような勢いが感じられない」
「コロナ特需が終わってから、予約の入り方が明らかに変わった」

キャンプ場運営の現場から、そんな切実な声が聞こえてくるようになりました。

市場がダウントレンドにあると言われる今、
私たちは単なる「ブームの終焉」ではなく、構造的な「市場の変容」に直面しています。

そこで以下主に3つのトピックスについて共有がされました。


1. キャンプ市場の現状と変化(2025年の振り返り)

市場は気候変動や利用層の変化により、構造的な転換期を迎えています。

● 気候変動の影響

猛暑の深刻化や週末の悪天候により、
従来の書き入れ時であった夏の需要シェアが縮小しています。
一方で、秋・冬の構成比が拡大し、需要の分散化が進んでいます。

● 利用層の変化

「ファミリー層」の件数構成比が縮小し、
「ソロ・デュオ(2人組)」が増加傾向にあります。
特にデュオ層が構成比でトップとなりました。

● 売上の構造

件数はソロ・デュオが伸びていますが、売上構成比で見ると単価の高い「ファミリー層」が依然として最大(約3割)を占めており、ビジネスの柱であることに変わりはありません。


2. エリア特性とユーザーニーズの把握

「全国平均」ではなく、自施設のエリア特性を正しく理解することが重要です。

● エリアによるピークの違い

事例(千葉 vs 長野)

長野県は避暑需要で「夏(8月)」がピークですが、千葉県は気候が穏やかな「秋(11月)」が予約のピークとなり、エリアによって繁忙期が全く異なります。

ユーザーは季節に応じて最適なエリア(夏は涼しい高地、冬は温暖な地域など)を選択して移動しています。

● ターゲット別のニーズ
  • ソロ・デュオ:「静かな環境」「ペットOK」などを重視。
  • ファミリー・グループ:「トイレの清潔感」「入浴施設」「区画の広さ」を重視。

3. ギャップを埋める3つの具体的戦略

変化する市場に対し、短期・中期・長期の視点で対策を行うことが推奨されています。

① 短期:情報発信の最適化

季節ごとのユーザーの検索意図(ニーズ)に合わせて、発信するキーワードや写真を変化させます。

  • 春(3〜5月): 桜、花見、フリーサイトなどの訴求。
  • 夏(6〜8月): 「涼しさ」が鍵。川遊び、林間、エアコンなどの訴求。
  • 秋・冬(9〜2月): 紅葉、電源、お風呂、薪ストーブなどの「暖かさ」や「快適さ」の訴求。
② 中期:繁忙期の見直しと料金再考

従来の「夏=繁忙期料金」という固定観念を見直し、実際の需要に基づいた価格設定を行います。
また、増加する少人数利用(ソロ・デュオ)を取り込むプラン作成が有効です。

● 成功事例

ソロ・デュオ向けの料金プラン(従量課金重視など)を見直した結果、ソロ利用件数が2.2〜3.6倍、総売上が1.1〜1.3倍、稼働率が4〜5ポイント向上した施設があります。

③ 長期:ニーズに即した設備投資

気候変動(特に猛暑)に対応するための設備投資が必要です。

● 成功事例(株式会社RECAMP)

  • 施策:夏場の「熱帯夜」対策として、テント内を冷やす「スポットクーラー」や「窓用エアコン」を導入。
  • 成果:導入サイトは通常の区画サイトに比べて単価が約1.1倍、稼働率が約2倍(8月実績)に向上。
  • 反応:ファミリー層を中心に「期待以上の快適さ」「夏はこのサイト一択」といった高評価を獲得。

最後に、今年2026年より新たななっぷアワードを新設。
その内容を発表させていただきました。

詳細はまたメールにてなっぷサポートセンターからお知らせいたします。
今後ともなっぷモールをよろしくお願いいたします。

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